もういい人になるのはやめなさいを読んで

本の冒頭、あなたはいい人を演じてないか?と著者は投げ掛ける
八方美人で人に嫌われることを恐れて衝突をさけることを第一優先してきた僕には痛い言葉であるとともに人は人と関わらずには生きていけない
そんな人との関係に自信がもてない、本来の自分を取り戻したい、自分の意見を言えずいい人を演じてしまう人そんないい人をやめたい人に向けた本であると言えるのかもしれない
これから参考にできそうだなというものをピックアップしていきたい。
1.迎撃フレーズを持てば、人生は楽しい
初対面でいきなり失礼な態度や発言にモヤモヤしてしまう人は多いだろう。僕もその中の一人だがなにか無礼な事を言われた時に本当ははらわたが煮えくり返る思いをしたのに、反論する言葉が浮かばない。そんな人はモヤモヤとストレスを抱えてしまい、なかなか自分の中で消化できず苦しんでしまう。
そんな方は迎撃フレーズを予め用意しておこうと提案している。
知人や面識のある人間には
「何?喧嘩うってるの?」
「あいかわらず空気詠まないねー」
「そういう浅はかなダメ出しバカっぽいよ」
初対面の失礼な相手には紳士的に
「そういう物言いはどうかと思うんですが」
「どうしてそんなに怒っているのですか?」
「あなた、何様ですか?」
たったこれだけのワンフレーズだけでそのあと周囲でも、不快な思いをする人がいなくなる
これは社会貢献だ。相手の無礼な態度を矯正し、周囲の人間関係を健やかに保つことに貢献できている。
侵略や攻撃に使うのではなく防衛に迎撃に使うのならば強い言葉を使って自分の身を守ること。周りの人間を守るためのいいことである。
人を傷つけるのに抵抗がある人、他人にも事情があるもんなと納得してしまう人ほどいざというときの懐刀を用意しておかねばならないのかもしれない。
2.イヤなものはイヤといってみる
センスのない話や、愚痴、重苦しい説教を聞かされ最悪の洗脳時間を味わわされたことはないか?
納得がいかないことに「そうですね」と言いすぎて自分の心がどこかにきえてしまったような虚無感を覚えたことはないか?
どうしてもイヤなことを断れない場合はサラリとかわそうなんて思ってはいけない。
少々揉めるつもり、または臨戦態勢で腹をくくって断ろう。
こういった状況でのストレス酔いは体に毒である。
イヤならイヤとはっきり伝えないと、大切な自分の時間や心さえもけずられてしまう。
楽しくない時間に自分を慣れさせることが大人になることではない
上手に楽しく生きていこう。
3、本当の優しいダメ出しとは
いい人が誰かにダメ出しするときに、なぜか勢いがつきすぎて人間関係を壊してしまうことがある。
なぜ必要以上に他人を傷つけてしまうのか?それは「言いたいことを溜めすぎるからである」
鬱憤を溜めに溜めて、突然大爆発をおこす
相手は今まで受け入れてくれてたのに何故?となってしまうだろう。
このような当事者にならないために普段から自分の意見を言う習慣を持ち、適度にガス抜きをする必要がある。
たとえば「ここはこうすれば良くなるんじゃない?」という肯定表現を身につけ、相手を否定せずに小出しに自分の意見を言えれば、溜めずになんでも言える人になるかもしれない。
そして周囲を無駄に傷つけたり、怒らせたりする必要もない。
ダメ出し上手な人は前向きなコメントを自然に加えることができる。
相手にサラりと笑顔でダメ出しをするが、普通にいえば相手が離れてしまったり、喧嘩になるようなことを言えてしまう、いわば話をひっくり返す達人になることさえできる。
上手なダメ出しは自分の為にも相手の為にも習得できれば自由自在に願望を叶えていくのに役に立つかもしれない。
僕の場合、よく思われたい馬鹿にされたくないという気持ちが強すぎた承認欲求に従っていい人になってしまっていたのかもしれない。
自分の事を守るために人に必要以上に媚びたり、よく思われたいが為に自分を無意識に殺して否定しないようにしていた。
自分の意見はちゃんとあるし、何かを伝えたら否定されたと思い傷つく人もいるだろう。
上手な意見の伝え方を学び、自分も相手も気持ちのよい人間関係を構築できりようにこれからも学んでいく必要があると感じた。
そして自分のことがもっと好きになる人生を歩みたいなと改めた思った。